人生とは思いの及ばないものである

 

こんにちは。ヤスコです。

今年のヒット映画に「君たちはどう生きるか」がありましたね。

宮﨑駿監督の作品は大好きですので、もちろん観に行きました。

宮﨑監督らしい、素晴らしい映画だったと私は感じています。

 

実は私は今月が誕生月でした。

普段どおりの生活の中、誕生日を迎え、ふと湧き上がったのは、「平均寿命でいくとあと30〜40年。私はこの先どう生きたいのかなあ。」という思いでした。

 

ヨーガ・スートラの最後にはこう書かれていて、ヨーガの最終的なあり方を示しています。

 

独存位(解脱)とは、真我のためという目標の無くなった三グナ(自性)が自分の本源へ没し去ることである。あるいは、純粋精神である真我が自体に安住することだといってもよい。(第4章34番)

 

なるほど…うーむ…

 

そんな矢先、畑仕事をしていたら、大量のブユが飛んできて、顔を数カ所刺されました。目の周りも刺されてしまい、どんどん腫れてきます。心配になりインターネットで調べたら、最悪な場合は失明や死に至ることもあるとの記載が!

さらに、首すじのリンパにも痛みが生じてきたので、これは良くないなと感じ、すぐに病院へ行き、薬を処方していただきました。

おかげさまで今は症状はおさまってきています。

 

今まで、死というものはいずれ必ず訪れるし、その時はいつになるかわからないと肝に命じているつもりでしたが、まさか失明…、ましてやブユに命をとられてしまう…とは思ってもいませんでした。

まだまだ何もわかっちゃいないのだ、と改めて思い知らされました。苦笑

 

先日、櫛谷 宗則さんのお話を聞く機会があり、その中で印象に残っている言葉たちを思い出しました。(以下、覚書を引用)

 

人生とは思いの及ばないものである。

その厳粛な意味を学ぶことが肝要である。

我が身かわいさでもがいていては、最後は負けの人生となってしまう。

本当の生き方を考えなければならない。

 

真実は単純明快。

命があることが幸せ。

命があることを生きて体験できていることが幸せ。

生きる気で生きることが大切。

「もう死ぬ!」この危機感を力にして、いよいよ本気でこの今日を生きるのです。

 

とても力強いお言葉です。

 

今回の出来事で、この言葉たちを体験したかのようでした。

そして、今回の出来事は、私の内側を大きく波立たせましたが、そのことが、かえってヨーガ・スートラが示す最終的なあり方への理解や、どう生きるのか、というヒントを与えてくれたような気がしています。

  

今年最後のクラスは、TAKAO599ミュージアムさんに場所をお借りして、太陽礼拝108回を行います。

お集まりいただいた皆さんとご一緒に、もしかしたら「もう死ぬー!」という感じになるかも知れませんが、そんな時、ご自身はどうなっちゃうのでしょう?

そんな体験の中にも、何かヒントがあり、そのヒントこそが、煩悩を滅するキーポイントになるのかも知れません。

 

あ、でも、毎年みなさん「あっという間で、気持ちよかった〜」と仰っていますので、きっと大丈夫ですよ!笑笑〜♡

 

om shanti !!