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みんなちがってみんないい

風と 小鳥と それから私

みんなちがって みんないい

 

大好きな、金子みすゞさんの詩です。

 

先日、八王子市役所前河川敷で行われたイベントに、青空体験ヨガで参加いたしました。

こちらのイベント名は「みんなちがってみんないい」。さまざまな文化や障害はそれぞれの個性。みんなで集まって楽しみましょうというものです。

30年続いたイベントですが、今回が最終回でした。

 

コロナになる数年前から参加をさせていただいていましたが、3年ぶりとなるイベントから感じたことを忘れないうちに綴っておこうと思います。

 

今回感じたことは、とにかく久しぶりのイベント!ということでみんながワクワクしていました。そして、その中で最も感じたのは、このイベントの主旨どおり、みんなが思い思いそれぞれに過ごしているカオス状態が、大きなひとつの世界を作り出し、とても心地がよかったということです。

 

広い会場では雑貨や飲食のお店が並ぶほか、ステージが2つあり、それぞれで、弾き語り、民謡、古典音楽、レゲエ。。。などが演奏されます。ジャンル関係なく流れる音から、その人がこれが大好きなんだな〜という気持ちがとっても伝わってきました。

 

中央広場では、ドラムサークル(打楽器を思い思いに叩き、不思議とその音が一つにまとまる)や、大道芸など、とても賑わいました。

 

ここで感じたのは、コロナ前に比べ、演奏や大道芸などの方へ対しての投げ銭、ある意味ドネーション(布施)が、はるかにノーマルになってきているということです。お互いの価値を尊重し、価値を感じたものに対して気持ちを表すという行為が、自然に生まれてきている感じがして、なんだかとても嬉しく思いました。

 

私たちも、カオスな中でヨガをやらせていただき、これまた楽しかったのです!

背後では大道芸が大盛りあがり!そのすぐ傍でとったヴィラバドラーサナで空を見上げたら、背後の楽しく元気なエネルギーが流れ込んでくるような感じがして、なんともいえない一体感でした。

 

高尾ヨガの出店をききつけて、かけつけてきてくれた方々、数年ぶりに再開できた方々、はじめましての方々との出会いやヨガは、コロナでの制限からようやく解放され、明るい未来の兆しを感じずにはいられませんでした。

 

 

このイベントは今回で終わってしまいますが、これから先の未来が、コロナ時代を経てようやく「みんなちがってみんないい」へとシフトしていくのでしょう。

 

長年このイベントを開催してくださったスタッフのみなさま、ありがとうございました。

ご一緒にヨガをしてくださったみなさま、ありがとうございました。

 

 

 

『私と小鳥と鈴と』 

 

私が両手をひろげても、

お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、

地面(じべた)を速くは走れない。

 

私がからだをゆすっても、

きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のように、

たくさんな唄は知らないよ。

 

鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。