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女性のからだで生きること

フミエです。

 

先日、女性のためのコンディショニングWSを開催しました。

今回のテーマは更年期。

 

更年期症状、と聞いてみなさんはどんなイメージがありますか?

実際に経験されている方も多くいらっしゃるかもしれません。

 

更年期とは、閉経の前後10年間。

日本人の平均でいうと約45〜55歳の女性がその時期にあたり、すべての女性に更年期は訪れます。

ただ、閉経を迎えないと更年期のはじまりがいつだったかは、わかりません。

その閉経も最終月経日から一年経たないと、わかりません。

つまり、どちらも後から振り返ってわかることなんですね。

 

この「わからない」「はっきりしない」曖昧さというのは、

女性の体として生きる上で、とても大切なポイントだと思います。

 

今回のWSでは、女性ホルモン(エストロゲン)の減少がなぜ自律神経のはたらきに関係するのか、またその具体的な症状、そして更年期以降に高血圧や糖尿病、骨粗鬆症といった症状が増える理由などについてもお話させていただきました。

 

メカニズムは、曖昧でもなんでもなく、とてもはっきりしています。

科学的なデータとともに説明することができます。

 

ただ、いつ自分の心身にどのような形で表れるかが、わからない。

個人差もとても大きいです。

内側で起きている変化は、目に見えることができません。

 

では、目に見えないものに対してどうするか?

 

 

ヨガやピラティスに親しんでいる方なら、お分かりですよね?    

 

 

「感じること」です。

 

 

女性の体のメカニズムを知ると、いかに私たちがホルモンの影響をダイナミックに受けているかがわかります。

更年期はそのバランスが大きく変わる時期。

だからこそ、体からのなんとなくのサインを見逃さないでほしいなと思います。

 

ちょっと今日は疲れているな…

最近胃の調子がいまいちだな…

昨夜は眠りが浅かったな…

○○(さん)からあんなこと言われて、嫌な気持ちになったな…etc...

 

そのサインに気づけるかどうかは、

普段から、体の内側の感覚(内受容感覚といいます)をしっかり受け取ることが必要です。

ヨガや呼吸法や瞑想は、まさにその練習にピッタリだと私は思います。

 

受け取った感覚を「良い、悪い」「好き、嫌い」で判断しないで、

ただ、感じてください。

感じるには、頭のおしゃべりをやめて、体の力を抜く必要があります。

そのために、自分がくつろげる環境を整えてあげてください。

リラックス方法は、いくつも持っておくといいと思います。

 

それが、変化する自分の心と体に寄り添う第一歩です。

 

女性ホルモンの波に翻弄される日々を抜けた後は、また違った人生がきっと広がっているはず。

その時に、やりたいことができる体を維持するために、歪みのない骨格・高い骨密度・柔軟な血管が超重要です!

正しい知識と「感じる力」を養って、ぜひ女性であることを謳歌していただきたいと願っています。

 

 

最後にWSご参加くださったみなさま、

貴重な体験をシェアしていただたき本当にありがとうございました。

 

今回ご紹介したタオルでの背中ほぐし、スワイショウ、キャット&カウ、このあたりは簡単に取り入れやすいと思います。ぜひおうちで実践してみてくださいね。