スタジオオーナーのやすこです。
すっかり秋が深まってきましたね。
今回は、ヨガで大切にしたいことについて、少し触れたいと思います。
ヨガの教典「ヨーガ・スートラ」では、
ヨガの定義を「心の作用を止滅することである」と書かれています。
そして、次に
「心の作用が止滅されてしまった時には、
純粋観照者である真我は自己本来の状態にとどまることになる。」
と記されています。(ヨーガ根本教典より)
また、ヨガの教典では、
やってはいけないこと「ヤマ(禁戒)」
やったほうがいいこと「ニヤマ(勧戒)」
が示されています。
その中で重要なものが「アヒムサー(非暴力)」です。
私は、この教えについて、
他人に暴力をふるったり悪口をしないというのはもちろんのこと、
心の中でも悪口を言ってはいけません
と教わり、とても心に響きました。
皆、心の中では人には言えないようなことを考えたり想像したりしています。
悪口を言わないことを心がけることで、内側の変化が訪れます。
ヨガの練習をしている時、どうしていますか?
できない自分を卑下したり、
できる自分に奢ってみたりしていませんか?
そういう気持ちが出てくるのはごく当たり前のことです。
愚痴、怒り、文句、妬み、嫉み、貪愛などの気持ち(煩悩)が出てくるのは皆同じです。
ただそれに気付いて、それ以上反応しないように実践を積み重ねていきます。
その感覚が体験でき、練習できるのがヨガです。
そのうちに経験の積み重ねが、自分自身となっていきます。
マザーテレサの言葉をご紹介させていただきます。
思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。
すべては自分自身の内側から始まります。
ヨガの実践は
こころを穏やかにしてくれます。
そして
その穏やかさは、
もともと誰もが持っているものなのです。
om shanti